支部長紹介 | 田辺 健一

田辺 健一

支部紹介

  • 東京八王子支部 身退塾


田辺 健一(たなべ けんいち)プロフィール

1962年福岡県生まれ。

電機メーカーで事業戦略、営業戦略の立案やプロジェクトマネージャ

として戦略実行を主導しています。

また部門の教育担当として、人材育成にも当たっています。

2020年より八王子支部身退塾を開塾。2024年より総本山にて

文武大學講師を担当させていただいてます。









自分は何をすべきかを、気づかせてくれた

中心道に入門したのは9年前。入門前は努力が評価されない組織に嫌気がさし、特に目標もないまま退職を決意していました。しかし人間塾で創始から「自分ごとで悩むな」と言われ、自身の視座の低さを初めて実感。このままでは終われないと思い、すぐに武士道塾を受講し、視座の変化を感じました。

 正直、通うのが辛い時期もありました。しかし、創始の本気で相手を想ってくださるご指導と、先輩達のフィードバックや成長し続ける同志の姿が刺激となって通い続けた結果、自身の意識の変化も感じられるようになりました。さらに、中心道で学び続けるうちに、会社である仕事の責任者を任され、やはり自分の本業はこれだ!と思い直し、会社に残ることを決めました。

 そして、自分にしかできない仕事があるなら、それで評価を求めるのではなく、後進に伝えようと決め、部門に教育係を創設。中心道の先輩達に研修講師をお願いすると、参加した社員の眼が輝いており、大企業のサラリーマンでも決して夢や希望を諦めてはいない

ことに気づきました。



自分が本当にやるべきことを明確にしていく

 先の見えない今の時代、組織自体が目指す目的も不明瞭なことが多く、組織で働く個人は更に目的を持ちにくくなっていると感じます。しかし何不自由ないこの時代にこの国に生まれて、「自分の人生の目的は何なのか」、「自分が創れる最高の価値は何なのか」を知らずに働き続けることは、本当にもったいないことだと思います。

 私も以前はそんなことは全く考えていませんでしたが、中心道で学び毎月続けるうちに少しずつ学びが繋がっていき、自身を深く掘り下げていくことで、ようやく自分の中心の道が見え始めてきました。

 組織で働くことで人生の目的が見えにくくなっているサラリーマンにこそ、中心道の学びが必要だと感じます。だからこそ私は、東京八王子支部で人間塾を伝える活動を続けています。今後も中心道の学びを経て、主体性を持って働く人を地域社会に増やしていきたいと考えています。



中心道の学びは「引き算」の哲学

 世の中にある学びのほとんどは「足し算」。知識を身に付け、ノウハウを身に付ける。一方、中心道は「引き算」の学びだと思っています。

 今まで身に着けてきた余計な固定観念や思い癖をそぎ落とし、社会に順応するための鎧を脱いでいき、「本当に自分がやりたいこと、目指すべきものは何なのか」を明確にしていく。それを頭だけではなく身体を使って感じ取る。それこそが中心道の醍醐味です。



「未来の日本」という視点を得た、文武大學への参画

 そして2024年より熱海の総本山で、小学生から大学生までの子供とその親が親子で学ぶ文武大学の講師も担当させていただいております。

 年齢を経れば経るほど固定観念を自身の中に蓄積し、自ら人生に制約を設けてしまいます。このような余計な固定観念を極力持たないためにも、素直な子供のうちから中心道を楽しく学んでもらい、それをご家庭に帰っても親子で共通言語を持って学びが継続できるよう、文武大学では親子で学んでもらっています。

 共稼ぎが常態化して家庭内での教育機会も減り、学校では教師が思い切った教育に踏み切りにくく、また近所のオヤジが怒ることができない。我々が子供時代に育てられた人間形成の仕組み、縦、横、斜めの関係での教育が薄れつつある時代に、少しでも斜めの関係を持てる場をつくり、本当に必要なことを子供たちに伝えたい。そして将来、自分の夢をあきらめずに目指せる子供、それを本気で応援する親、そんな親子が増えるように、中心道では文武大学を運営しています。

 この仕組みに参画させていただいたことが、我々一人ひとりが身近なところから日本の未来を明るくしていけるのだという意識を強く持つ、大きなきっかけとなりました。その意識を東京八王子支部にフィードバックさせることで、支部で伝えることの、その先の未来を意識することに繋がりました。



一隅を照らす

 京都の比叡山を訪ねた際に、延暦寺で「一隅を照らす」という天台宗開祖、最澄の言葉を目にしたとき、私の使命はこれだ、と直観しました。

 働く日本人の約9割がサラリーマン。サラリーマンが元気にならないと日本が元気にならない。そして子供たちが夢を諦めたら、未来の日本が明るくならない。たった一隅でも、サラリーマンを、子供たちを、照らせる場をつくる。そしてその灯りを少しでも大きなものにしていく。そのためにも、私自身が更に精進してまいり

ます。